WEB埼玉

2006年11月30日(木)

 

書の生命感を表現
本庄の書家、市内そば店で個展
12月10日まで

 
渡辺紀子さんと作品=本庄市金屋の蕎麦「ろ」

 本庄市北堀の書家渡辺紀子さん(55)が、同市金屋の蕎麦(そば)「ろ」で書作展“余白からのメッセージ”を開いている。十二月十日まで。

 書歴三十年の渡辺さんは県美術家協会会員。個展は五度目で、伝統的な古典を基盤に絵画性、デザイン性を融合した現代感覚あふれる書の躍動感、生命感を表現している。

 二〇〇〇年から中国・北京、青島での日中文化交流を行っている渡辺さん。書の指導とともに毛筆アートデザインなどにも取り組んでいて、今回の作品約三十点に、そのエッセンスが散りばめられている。

 主な作品では、「大河の一滴」「蕾(つぼみ)ふくらむ」「夢ふくらませて春」といった短い言葉をはじめとして、空海の言葉、若山牧水の歌、杜甫の漢詩などがある。

 渡辺さんは「大河の一滴では、一を力強く書いて、生命感を表現した。蕾ふくらむでは、余白を生かしながら、ほんわかした癒(いや)しを感じさせるものにした」と話す。

 牧水の歌では、「白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけれ」を、絵画性、デザイン性を意識して書いている。

 問い合わせは、渡辺さん(電話0495・24・4021)。蕎麦「ろ」は午前十一時三十分から午後八時三十分(午後三時から五時を除く)。月曜定休。

 
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